今回はDEEP 100 IMPACTの全16試合の試合結果と感想です!
『DEEP 100 IMPACT』
- 2021年2月21日(日)
- DEEPの20周年、100回記念大会
- 会場:TOKYO DOME CITY HALL
- メイン対戦カード:元谷友貴 vs. 昇侍
試合の翌日に、全試合の動画がDEEP公式YouTubeチャンネルにて配信されました。
DEEP 100 IMPACT(2021.2.21)試合結果&感想
鶴屋怜 vs. 竜己
オープニングファイト1試合目、DEEPフライ級、5分×2R。
鶴屋怜、2R TKO勝利。
鶴屋浩の次男、鶴屋怜(18)のプロデビュー戦。1Rから冷静に攻めまくり。流れるような技さばき(?)で相手に何もさせず、最後はパウンド地獄…。
試合後のマイクでは「神龍くん、やろーよ」と言った後の、ドヤった顔が最高でした(笑)
鶴屋怜選手のファンになりました。
オープニングファイトでは唯一マイクを渡された選手です。
西谷大成 vs. 井上雄斗
オープニングファイト2試合目、DEEPフェザー級、5分×2R。
西谷大成、2R 一本勝利。
西谷大成は朝倉未来1年チャレンジ生。
前日計量では遅刻?したのかカメラの前に現れず。
朝倉未来のYouTube動画によると、減量に苦戦して脱水症状があったのだとか。
試合入場時は眉間にシワを寄せて、辛そうな表情。
西谷選手は1R序盤から、相手に寝かされて完全にコントロールされていました。
しかし2R、井上選手がハイキックでバランスを崩し転んだ瞬間を西谷選手が見逃さず、首を取って一本勝ち。華麗な大逆転!
朝倉未来のYouTube動画によると、西谷選手は試合中に組んだ時に全然力が入らず焦ったとのこと。
試合後のマイクはなし。
高塩竜司 vs. 山本歩夢
オープニングファイト3試合目、DEEPフェザー級、5分×2R。
山本歩夢、1R 一本勝利(腕十字)。
高塩選手は代打出場とのこと。代打出場の3回目、オープニングファイトが5回目なのだとか。応援したくなります。
高塩選手は1R序盤に腕十字でタップをしたように見えたが、レフェリーは気付かず?。しかし再び山本歩夢が腕十字で勝利。
こちらも試合後のマイクはなし。
力也 vs. 関原翔
DEEPバンタム級、5分×2R。
関原翔、1R TKO勝利(鉄槌連打)。
関原選手はDEEP初参戦で勝利。
試合後のマイクでは、「バンタムからフライに変えていく」とのこと。
安谷屋 智弘 vs. 松場貴志
DEEPフライ級、5分×2R。
安谷屋(あだにや)、判定勝利(3‐0)。
松場選手のキャラが濃い!
入場でもお尻を振って気持ち悪いダンスで盛り上げてくれました(笑)
松場選手のヘルメットのような髪型、笑わせてくれるキャラクターでしたが、試合は大真面目。
試合は始終、荒々しい打撃戦。両者「ノーガード・フルスイング」。
松場選手はDEEP初参戦ということで、上手い試合ではなく、盛り上がる試合を選んだのかも?
また違った戦い方の試合も見たいと思いました。
ヒロヤ vs. 雅駿介
DEEPバンタム級、5分×2R。
雅駿介、判定勝利(3‐0)。
雅駿介は元ムエタイ王者で、MMAデビュー戦。
1Rはヒロヤ選手が上手く戦ったように見えましたが、2Rでは雅選手が膝や肘でヒロヤの体力を削り、雅選手の判定勝利。
身長は雅173cm、ヒロヤ164cm。
ヒロヤ選手は朝倉未来1年チャレンジ生。
朝倉未来のYoutubeでは、ヒロヤ選手が「母親と祖母に感謝の電話」をしていて感動します。ヒロヤ選手の電話は「15:13~」。
これからも応援したいです。
CORO vs. 東修平
DEEPバンタム級、5分×2R。
CORO、1R 一本勝利(フロントチョーク)。
東選手はミャンマー・ラウェイの選手。体がゴツくて硬そう。パンチの勢いが凄い。
CORO選手はお腹周りが少し柔らかそう(笑)始終冷静でしたが、勝った後はフェンスに上って喜んでいました。
試合後に両選手がニコニコしあって、後味の良い試合でした。
関根シュレック秀樹 vs. 誠悟
DEEPメガトン級、5分×2R。
関根シュレック秀樹、1R KO勝利(パンチ)。
今大会の中で一番インパクトのある試合でした。
両選手の見た目も試合内容も強烈でした。
なんと誠悟選手は45歳、シュレック選手は47歳!
この年齢で戦い続けていることだけで感動します。
試合前に両者向き合ったときに、シュレック選手は相手を睨んでいるのに対し、誠悟選手はうつむいていました。
シュレック選手は試合開始後10秒で右の一発当てて、16秒でKO勝利。
気迫が凄かった。
試合後のマイクでは「今まで俺の弱点は打撃だった」「ようやく結果が出た。俺の弱点は無い」「そろそろスダリオ剛さんとやらせて欲しい」と言ったことを話しました。確かに、スダリオ剛との試合は面白そう!見たいです!
グラップリングタッグマッチ
赤コーナー:廣田瑞人・松本晃市郎
青コーナー:菊野克紀・横田一則
DEEP 100回記念スペシャルエキシビション、勝敗なし。
松本晃市郎はお笑い芸人なんですね!
最後は松本晃市郎 対 3人になり終わるというオチ。
ここに至るドラマを知らず、よく分かりませんでしたが、ところどころ笑いがあり、リラックスしてみれる試合だったようです。
杉山しずか vs. 栗山葵
DEEP JEWES フライ級、5分×2R。
杉山しずか、1R TKO勝利(マウントパンチ)。
今大会唯一の女子の試合。
杉山しずか選手はYouTubeでファンになったので楽しみにしていました!
入場時は大ジャンプをして笑顔で登場。華やかに魅せてくれます。
栗山葵選手は萩原京平と同じSMOKER GYM所属でタトゥーがイカツイ。金髪とユニフォームがカッコいいです。
試合は栗山選手の勢いを感じましたが、杉山選手がマウントを取ったら逃さずパンチで1R勝利!
栗山選手は何もできずに悔しいだろうな…。
杉山選手のマイクは「最初パンチ効いちゃった」「誰か私をやめさせてほしいな」など。またRIZINにも出たいとのことで期待します!
華やかかつ力強い女子の試合が見れて嬉しいです。
DJ.taiki vs. 神田コウヤ
DEEPフェザー級、5分×2R。
神田コウヤ、判定勝利(3-0)。
DJ.taiki選手は入場パフォーマンスで踊っていました。はっぴに書いてある「ゆかり王国」ってなんだろう…と思ったら、声優の田村ゆかりさんのファンとのこと。
神田選手はマイクで「RIZINで必ずチャンピオンになる」。
牛久絢太郎 vs. 中村大介
DEEPフェザー級、5分×2R。
中村大介、2R KO勝利(ヒザ蹴り)。
元DEEPライト級王者の中村大介 対 第10代DEEPフェザー級王者の牛久絢太郎。
中村選手は40歳!鉢巻を巻いてプロレスのショートタイツで登場。足も長くてカッコいいです。
中村選手はガードを下げたスタイルが見ていて冷や冷やします。
1R、牛久選手の頭が中村選手の鼻に激突。鼻血も出て苦しそう…。
2R、両選手の頭が激突。2人とも頭を抱えて悶えます…。
しかし意外と早く試合再開。中村選手がヒザ蹴りでKO勝利。
現役チャンピオンに勝った中村選手!
試合後のマイクでは「中村大介40歳。これからが全盛期です」。しびれる!
強いのに優しそうで穏やかそうで不思議な魅力のある選手。
試合中断中も笑顔を見せてくれるので、会場が和みました。中村選手のファンになりました!
藤田大和 vs. 渋谷カズキ
DEEPフライ級暫定王者決定戦、5分×3R。
藤田大和、3R TKO勝利(サッカーボール)。
渋谷選手の足が…。もっと早く試合を止めて欲しかった。
カーフキックは足が折れそうで怖いです。(海外のヤバい試合を見たことがあるので…)
当初は藤田大和 vs. ビョン・ジェウン(韓国)が予定されていて、渋谷選手は代打出場でした。
この試合は現フライ級王者の神龍誠が防衛戦ができず、藤田選手が暫定王者となりました。
ここから解説のドミネーター選手の声が枯れて辛そう。
阿部大治 vs. レッツ豪太
DEEPウェルター級暫定王者決定戦、5分×3R。
阿部大治、1R TKO勝利(ドクターストップ)。
この試合はウェルター級正王者・住村竜一朗の怪我により、暫定王者決定戦に。
試合はレッツ選手の左手薬指脱臼によりドクターストップ。
レッツ選手のブログによると、「左手薬指が逆方向に曲がってしまって曲がったまま戻らなくなり拳が握れなくなった」「相手のパンチをガードかパーリングでディフェンスした時に脱臼したと思われます。」「骨折はしていません」とのこと。
痛々しい…不運でした。
ウェルター級暫定王者になった阿部選手は、試合後マイクで「これからはライト級で勝負したい」と話しました。
北岡悟 vs. 大原樹里
DEEPライト級、5分×3R。
大原樹理、1R KO勝利。
北岡選手に勝って欲しかった…。
北岡選手のゆっくり歩む入場には泣けました。独特な目つきも好きです(笑)
時間をかけてリングインする姿を見て、試合=神聖なものだ伝わりました。
試合はいきなり北岡選手がタックル。足を取るチャンスもありました。
しかし大原選手がパンチで反撃。踏みつけとパンチで勝利しました。
北岡選手は両脇を担がれて退場。悔しいです。
大原選手は勢いがあって今後も活躍しそうですね。
大原選手は勝った後の「やった!」とか試合後のマイク「凄い怖かった」など、素直な発言が好印象でした。さらに、DEEPライト王者の武田光司との対戦アピールをしました。
元谷友貴 vs. 昇侍
DEEPバンタム級、5分×3R。
元谷友貴、1R 一本勝利(チョークスリーパー)。
昇侍(しょうじ)選手に勝って欲しかった…。
昇侍選手のセコンドはRIZINで戦った朝倉海選手。
昇侍選手は入場が誰よりもカッコイイ!
怖さを封印した覚悟のようなものがにじみ出ていて感動します。
試合は元谷選手のパンチで昇侍選手がダウン。締め技で一本勝利。
元谷選手の圧勝でした。
もっと昇侍選手の戦う姿が見たかったです。昇侍選手は37歳なんですね。かっこいい。
元谷選手って表情が硬くてロボットみたいなイメージですが(笑)試合後マイクは口下手で微笑ましかったです。RIZINバンタム級トーナメントの参戦をアピールしていました。
ゲスト解説:弥益ドミネーター聡志、榊原信行CEO
RIZINのCEO榊原さんは人生初の解説とのこと。立場的に厳しいコメントも多かった気がします。上から目線の解説も面白いですが、正直あんまりいい気分はしませんでした。
弥益(やます)ドミネーター選手の解説は初心者の私にも分かりやすくて良かったです。
いい声でハキハキして聴きとりやすかったです。サービス精神旺盛で色んな話をしてくれるので、後半は声が潰れていましたが。最後は青木真也選手ばりに声がガサガサ(笑)
ドミネーター選手は、100回記念大会に出られなかったのが悔しかったとのこと。
さいごに
DEEPの試合は今までちゃんと見たことが無かったのですが、キャラクターが濃い人が多くて面白いですね。
やっぱりMMAの試合は、見ごたえが凄い。選手の人生が詰まっていて、胸がいっぱいになり苦しいです…。
特に印象に残った試合は、
- 関根シュレック秀樹 vs. 誠悟
- 牛久絢太郎 vs. 中村大介
シュレック選手と中村大介選手のファンになりました。
どちらもプロレスラーなので、まだプロレスを見たことは無いですが、もしかしたらハマるかも!
どうしても派手な勝ち方や、見た目が特徴的な人の試合に注目してしまいます。
今は技術のことは良く分からないですが、試合を見ているうちに分かっていくでしょうか。
こうやってブログを書くことで技の名前や選手の名前を覚えられたらいいなと思います。
来月も格闘技三昧。
2021年3月21日(日)はRIZIN.27と、K-1のK’FESTA.4 Day.1。
2021年3月28日(日)はK-1のK’FESTA.4 Day.2。
楽しみましょう!